REITが運用難のフロンティアに
今から1年前、2020年11月の当寄稿では、歴史的な低金利環境下における魅力的な投資先としてREIT市場を挙げた。同じ資産市場でも、株式市場は2020年初のコロナショックで影響を受ける前の水準をすでに2020年中に取り戻したなか、REIT市場は戻り切れていない状況に注目したからだ。
その後、2021年度上期相場を振り返れば、以下図表に示される東証REIT指数はコロナショック前の水準を回復。株式市場と比べたREIT指数の出遅れは、2020年初に生じた地域金融機関中心の投げ売りに伴う市場の歪みというのが筆者の認識であり、金利水没下の運用難のフロンティアとしてREITを位置付けている。また、不動産市場におけるコロナ後のニューノーマルとして、所有と経営の分離の受け皿にREITの機能を重視している。
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