長期積立投資や投資信託を正しく理解することは、お客様の信頼獲得の第一歩といえるだろう。米国で個人投資家の資産形成を長年サポートしてきたキャピタル・グループが、日本の投信セールス担当者に贈る4回シリーズの解説企画。今回は「長期投資にはなぜ株式が良いのか?」について説明する。(『ファンドマーケティング』2023年9月発行号より転載)
長期投資にはなぜ株式が良いのでしょうか。理由の一つが、株式投資では投資先の企業が大きな収益を生めば、投じた資金も一緒に大きく増えるからです。例えば、米国のアルファベット(グーグルの持株会社)。私たちが2004年に投資したときの株式時価総額は約250億米ドルでしたが、IT社会を牽引するグローバルなサービスを次々世に送り出したことで、2022年12月末現在では約1兆1,450億ドルと約46倍になっています(下図)。
もちろん世界的な企業とはいえ、短期では株価が下落した局面もありました。それでも企業の成長性を信じ長期投資を続けた結果、投資した側も相応のリターンを手にすることができたのです。特に米国では企業型の確定拠出年金制度(401k)を通じて株式投資信託へ投資を行い、長期の資産形成に役立てている方がたくさんいます。
このように投資信託を活用すれば、個人でも手軽に株式による資産形成を行うことが可能です。中でも、投資の専門家が有望銘柄を組み合わせて運用するアクティブファンドへの長期投資なら、株式投資のダイナミックな成長性を資産形成に活用できます。複数企業に分散投資するので、特定企業の経営破たんで資産を失うリスクを抑制できます。
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