ファンドに関連する有用なデータは数多くある。類似商品の比較だけにとどまらず、市場トレンドなどを知ることができる様々なファンド・ランキングのデータを基に、QUICK 資産運用研究所のアナリストに押さえておきたいポイントを解説いただく。
データ・コメント提供:QUICK 資産運用研究所(『ファンドマーケティング』2023年12月発行号より転載)
QUICK資産運用研究所アナリストの注目ポイント!
直近3カ月で最も資金流入額が多かったのは「先進国株式(グローバル)」でした。米国株式を中心に置きつつも、投資する国や地域を分散しているファンドに人気が集まっています。「国内株式」、「先進国株式(北米)」などにも多くの資金が流入しています。一方、「先進国株式(オセアニア)」「先進国株式(欧州)」「新興国債券」は注目度が低く、資金流出となっています。直近6カ月で見ても、「先進国株式(グローバル)」「国内株式」「先進国株式(北米)」の順に資金流入額が多い傾向は変わりません。
足元で増加の勢いが増しているのは「国内株式」です。外国人投資家の買いが入ったり、日銀が金融緩和の姿勢を維持したりしているため国内株式相場が堅調で、長期・順張りの資金が入ってきています。加えて、株式相場のボラティリティが高まっていることで日経平均株価が3万1000円を下回った近辺では短期的な逆張りの資金も入っており、「国内株式」は10月の1カ月間で3000億円を超える資金が流入しています。
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