書籍を通じ、新NISAの成長投資枠で世界株式の成長を取り込む意義語る
コメント (0)
インベスコ・アセット・マネジメントは2023年5月、『世界株式「王道」投資術』を出版した。書籍執筆の背景を、代表取締役社長 兼 CEOの佐藤秀樹氏とリテール営業本部長の飯森かおり氏に聞いた。(『ファンドマーケティング』2023年9月発行号より転載)

書籍出版のきっかけは?

インベスコ・アセット・マネジメント佐藤秀樹氏 飯森かおり氏インベスコ・アセット・マネジメント
代表取締役社長 兼 CEO

佐藤秀樹
リテール営業本部長
飯森 かおり

佐藤まずは、新NISA制度の2024年の開始決定です。おかげ様で当社のアクティブファンド『インベスコ世界厳選株式オープン』(愛称:世界のベスト)が多くの皆様からご支持いただいている中、販売会社の営業担当者の方々に、資産運用についてじっくりと考えていただく機会を提供したいと思ったことが大きかったですね。

勉強会などで配布している資料だけでは伝えられる情報に限りがあります。一歩踏み込んだ内容でありながらも、気軽に読めるような情報発信をしたいと考えるうちに、本を執筆するアイデアに辿たどりつきました。

飯森2023年初めの構想開始から約2カ月で本が完成したのは、社内の部門を超えた強い協力体制あってのことだと感じます。新NISA制度の発表直後に当企画が持ち上がり、書籍を通じて長期資産形成についての重要性を資産運用会社がしっかり情報発信していくことに意義があると考えます。

完成した本を読んだ感想は?

飯森インベスコは、各社の強みを活かして相乗効果を生み出す合併を積み重ねて成長してきました。各拠点の特徴は理解していたものの、本を読んであらためて点と点が繋がったような気づきがありました。運用の哲学やプロセス、そしてポートフォリオ組成後についてここまで詳細に記した本はあまりないでしょう。

佐藤『世界のベスト』の運用拠点は英国ですが、ロンドンのような都市部ではなく、オックスフォード近郊の自然豊かなヘンリーにあるのもユニークです。本では『世界のベスト』の運用責任者であるスティーブン・アネスを詳しく紹介しています。彼は新卒でインベスコに入社し、ヘンリー拠点の中で運用者としてのキャリアを着実に積んできています。その人物像やヘンリー拠点の文化の特徴も伝えることができたと自負しています。

販売会社の方へのメッセージをお願いします

飯森『世界のベスト』の年1回決算型が新NISAの成長投資枠の対象となりました。現在、金融機関の営業担当者や個人投資家の皆様にご支持いただいている『世界のベスト〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)』と同じポートフォリオに非課税枠で投資できるのは、長期の資産形成において大変魅力的と考えます。アクティブ運用ならではの、厳選された世界株式の成長を取り込む力強い運用を多くの方にご活用いただきたいと思います。

佐藤この本を通じて、金融業界で仕事をしている皆様に「夢」を持っていただきたいです。この「夢」とは、自分たちが販売している商品が、実はお客様とベクトルが同じであること。つまり、営業担当者の幸せとお客様の幸せは一緒であり、投資信託の価額が上がれば、両者が幸せになれるのです。

金融に対しては、一方が得をして一方は損をするといったWinLoseのイメージを持つ方がいらっしゃいます。そうではなくてWinWinを目指せる世界なんだと伝えたいですね。米国のFA(ファイナンシャル・アドバイザー)がそれを実現しようとしていますが、日本も同方向に変化している最中です。運用会社の私たちと一緒に、ぜひこれからもお客様の資産形成を支えていただければ幸いです。

※「インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(毎月決算型)/<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」および「インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(年1回決算型)/<為替ヘッジなし>(年1回決算型)」を総称して「世界のベスト」という場合があります。また、決算頻度に応じてそれぞれ「毎月決算型」、「年1回決算型」、為替ヘッジの有無に応じてそれぞれ「為替ヘッジあり」、「為替ヘッジなし」の呼称を使う場合があります。「世界のベスト」はインベスコが運用を行います。インベスコは、インベスコ・リミテッド並びにインベスコ・リミテッド子会社および関連会社からなる企業グループで、グローバルな運用力を提供している独立系資産運用会社です。

コメントを書く