「SRI」「SDGs」「TCFD」「インパクト投資」などは、サステナブルファイナンス関連用語だが、どれもこれもがこの数年でバタバタと登場してきた印象が拭えず、その羅列はともすると萎える。しかも次から次へと新しい関連用語が登場して悩ましい。
しかし、だ。世界中が2050年のカーボンニュートラルを標ぼうする中、サステナブルファイナンスはその成長に疑念の余地がなくなっている。そのため、関連用語も一つ一つ整理していくしかないであろう。今回は“サステナブルファイナンスの現在地を探る”観点から、ホットトピックであるSFDRについて概要を紹介し、サステナブルファイナンス市場への影響を整理する。
①SFDRとは何か
SFDRとはSustainable Finance Disclosure Regulation、すなわち持続可能な金融開示規制を指す。欧州監督機構(ESAs)が欧州委員会に対して提出し採択されたもので、域内で商品を扱うEU(欧州連合)のあらゆるアセットマネージャーや非EUファンドに対し、商品、サービス、事業体レベルでサステナビリティのプロセスを説明することを義務付ける規制である。
こちらの記事は会員登録で続きをご覧いただけます
『フィナンシャル・マーケティングWEB』会員なら
全国の トップセールスのノウハウ記事 が全文読める
『ファンドマーケティング』の最新号の記事が スマホで発売日前に読める
『保険マーケティング』の記事が スマホで読める
新着記事や注目記事が分かる 会員限定メルマガ が届く