高水準の利回りを長期にわたり確定できる債券は新たな黄金期を迎えている。2024年の債券投資について、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン傘下の運用会社、インサイト・インベストメントのグローバル・クレジット・ヘッドが語った。
(プロフェッショナル向け金融専門誌「J-MONEY」から転載)
2024年の債券市場を占う利回り上昇
世界株式は2000年以降、MSCI世界株価指数で年率約4.87%のリターンを創出している(※1)。これもまずまずの水準ではあるが、債券は過去の株式リターンに近い利回りを、株式リスクを取得することなく確定できるという点で、新たな黄金時代が到来しているといえる。
2022年初以降、社債利回りは急ピッチで上昇し、多くの市場参加者にとって厳しい環境となった。だが利回りが上昇したことで、債券投資家にとっては以前より高いインカムを獲得できる素地が整った。
実際、足元の投資適格社債の平均利回りはS&Pグローバル先進国社債指数で約5%、ハイイールド社債利回りはS&P米ドル建てグローバル・ハイイールド社債指数で約8%と、ともに世界株式の配当利回りの2%を上回っている(※2,3)。
こちらの記事は会員登録で続きをご覧いただけます
『フィナンシャル・マーケティングWEB』会員なら
全国の トップセールスのノウハウ記事 が全文読める
『ファンドマーケティング』の最新号の記事が スマホで発売日前に読める
『保険マーケティング』の記事が スマホで読める
新着記事や注目記事が分かる 会員限定メルマガ が届く