人の印象はちょっとした言い方で大きく変わります。この連載コラムでは、講演・研修などで「生きたメンタルヘルス対策」を提供する大野萌子氏に、お客様に好かれる「言いかえ」をシチュエーション別に紹介いただきます。第7回は「自己紹介」です。(『ファンドマーケティング』2023年6月発行号より転載)
保有資格のPRは関係構築後に
自己紹介の目的は、相手に「この人なら安心して話せそうだな」と思ってもらえるような人間性をアピールすることです。最初の印象を覆すことはなかなか難しく、会って「〇秒で決まる」などと聞くと、ますます緊張してしまうものでしょう。緊張するとガードが堅い雰囲気になるので、できる限りリラックスして行いたいですね。
お勧めの対策は、初めての方と対面する直前に、大好きなものの写真を見ることです。大好きな人やぺット、大好物などを、スマホ画面や手帳など、すぐに見ることができるところに用意しましょう。数秒見るだけで目の表情が和らぎます。
また、自己紹介で失敗する人にありがちなのが「自分を大きく見せようとすること」です。実績や肩書は自慢にも聞こえ、かえってお客様との距離を広げてしまうことにも繋がりかねません。
例えば、知識が豊富であることを伝えようと「○○と△△を含め10の資格を持っています」と資格の羅列や実績の提示をしたとします。しかし、「鼻持ちならないやつだ」と思われたり、反対に「そんな立派な人に変な質問できないな」と委縮させてしまったりすることがあります。
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