投資や資産運用に関する「怖い」「危ない」といった顧客の不安を払拭し、NISA制度を利用してもらえるようなヒントをQ&Aスタイルでご紹介します。
(『ファンドマーケティング』2022年9月発行号より転載)
Q
投資で損をするのが怖いです。
「リスク」も心配だし……
A
つみたてNISAで自分のリスク許容度に応じた商品を選びましょう。
「リスク=危険」ではない。分散投資で低減できる
一般的に「リスク」と言うと「危険なこと」「損をする」というイメージですが、投資の世界では、収益率の散らばり度合いや価格の振れ幅のことを意味し、振れ幅が大きいことを「リスクが大きい」、小さいことを「リスクが小さい」と言います。つまり「リスクが大きい」とは、大きな損失が出る可能性もあるが、同時に大きな利益が得られる可能性もあるという意味です。
リスクとリターンの関係を見ると、通常、リスクを低く抑えようとするとリターンも小さくなり、リスクが大きいほど期待できるリターンも高まります。投資商品を購入する場合、リスクが完全に“ゼロ”ということはありません。しかし、分散投資をすることでリスクを低減できます。
投資の世界には「卵を1つのカゴに盛るな(Don’t put all eggs in one basket)」という有名な格言があります。卵を1つのカゴに盛ると、そのカゴを落としたときに全部の卵が割れてしまう可能性があります。しかし、複数のカゴに分けておけば、そのうちの1つを落としても、ほかのカゴの卵は影響を受けずに済むことから、性質の異なる複数の商品を組み合わせてリスクを分散させたほうがよいという教えです。
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