ハイリスク・ハイリターンの投資先との印象が強い新興国。しかし一方で、豊かな資源や若年人口の増加などを背景に将来的な成長力は先進国を凌ぐとも言われる。個人の長期投資先として、常に注目度の高いエリアだ。今、投信セールス担当者として知っておきたい、新興国市場の現状と見通し、長期の投資先として考えた場合のメリットや心構えなどを、運用担当者に聞いた。
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グローバル経済の影響を受けにくいインド
インド株式は、2020年から2021年にかけて、米国株式などに次いで株価が大きく上昇しました。働ける人口の割合が圧倒的に多く、生産活動が活発になり経済発展しやすい「人口ボーナス期」に突入したばかりのインドでは、経済成長の加速に伴い企業業績が拡大する傾向にあり、株価の上昇を支える要因になっています。
また、インド経済の名目GDPの構成項目において、輸出額が占める割合は11.2%(2016年から2020年の5年間平均)と比較的低く、中国向け輸出額の割合も5.0%(同上)と低水準に留まっています。また、インド経済は外需よりも内需を中心に成長しています。こうした点から、インドはグローバル経済や中国の景気変動の影響を比較的受けにくいという経済構造上の特徴があります。
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