長生きリスクに対して、国はお金の寿命を延ばすために資産形成を促しています。投資だけでなく社会保障制度などを活用し、一人ひとりにあった資産運用プランを立て、運用の継続をサポートしていくのが金融機関で商品販売を担当されている皆さんです。シリーズ連載「金融アドバイスが生み出す付加価値」の第10回は、「WPP+NISA」を用いた長寿リスク対策と準備の手順を紹介します。
シリーズ連載 金融アドバイスが生み出す付加価値
第1回 「投資行動コーチング【前編】」
第2回 「投資行動コーチング【後編】」
第3回 「お金の置き場所【前編】」
第4回 「お金の置き場所【後編】」
第5回 「公的年金をなるべく増やす【前編】」
第6回 「公的年金をなるべく増やす【後編】」
第7回 「資産寿命を延ばす設計図【前編】」
第8回 「資産寿命を延ばす設計図【後編】」
第9回 「リタイア前後の備え方【前編】」
定年前の10~15年が、老後資金の分かれ道
近年、年金学会などで提唱されている長生きリスクの対応策が「WPP」です。これは、次の3つの頭文字をとったものです。
・Work Longer(長く働く)
なるべく長く働いて)収入を得ながら繰下げ受給を目指す
・Public Pension(公的年金)
年金の受給開始を繰り下げることで、将来の受給額を増やす
・Private Pension(私的年金など)
フルタイムでなくても、企業年金や私的年金などで収入の不足分を補う
なるべく長く働いて)収入を得ながら繰下げ受給を目指す
・Public Pension(公的年金)
年金の受給開始を繰り下げることで、将来の受給額を増やす
・Private Pension(私的年金など)
フルタイムでなくても、企業年金や私的年金などで収入の不足分を補う
私はこれに、NISA(少額投資非課税制度)を加えたいと考えています。NISAは管理手数料がかからず、購買力を維持するためにも有効です。運用を続けながら、必要な分だけ毎年取り崩していくことで、資産の寿命を延ばすことができます。
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