金融機関代理店へのサポートの一環として、独自の研修やセミナーの提供に力を入れる保険会社が増えている。本特集では、保険会社主催の研修・セミナーに募集人が参加する際の心構えなどについて、保険ジャーナリストの森田直子氏に聞くととともに、保険各社の金融機関向け研修・セミナーを編集部が取材した。
(『保険マーケティング』2024年7月発行号より転載)
有識者に聞く
有益な情報・知識を持ち帰るには素直な気持ちで受講することが肝心
お客さまの顔を思い浮かべて聴くと記憶に残りやすく、実践しやすい
金融機関の保険窓販担当者が保険会社主催の研修やセミナーを受ける最大のメリットは、保険募集に役立つ実践的な情報や知識をダイレクトに得られる点にあります。商品研修であれば、単に仕組みやスペックだけでなく、そこに込められた保険会社の想いなども併せて知ることができるでしょう。そうした情報を直接聴ける機会は貴重です。だからこそ、研修・セミナーに参加する際には、素直な気持ちで受講することが大切です。
経験豊富な募集人であれば、すでに知っている情報や知識を教えられることもあるかもしれません。そんな時でもせっかく参加したからには、販売の現場で役立つヒントを何かしら持ち帰ろうと前向きに捉えることが肝心です。
雑誌の企画などで私は、優れた営業成績を持つ営業職員の方に取材する機会がよくあります。その経験から痛感するのは、優秀な人ほど素直であるということ。取材に協力したからといって特にメリットがあるわけでもないのに、わざわざ時間を割いて協力してくれ、さらに私との会話からも何かを学ぼうとする姿勢がみえるのです。彼女たちはきっと研修・セミナーに参加する時も斜に構えたりせず、講師の話を素直に聴くだろうと思います。
商品研修やロープレ、話法など、お客さまのメリットに直結するような研修・セミナーを受講する際には、具体的なお客さまの顔を思い浮かべながら聴くと内容が記憶に残りやすく、実践もしやすいでしょう。特に研修で高まったモチベーションを維持できないと悩む人こそ、そう心掛けてください。
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