人の印象はちょっとした言い方で大きく変わります。この連載コラムでは、講演・研修などで「生きたメンタルヘルス対策」を提供する大野萌子氏に、お客様に好かれる「言いかえ」をシチュエーション別に紹介いただきます。第9 回は番外編で「上司とのコミュニケーション」です。 (『ファンドマーケティング』2023年12月発行号より転載)
年下でも「です、ます」調は必須
職場での悩みごとの第1位は、何といっても上司との関係性です。変化する態度に振り回される、顔色を窺いすぎて疲弊してしまう、時にはパワハラに遭遇する……。上司は選べないので、組織の中での身の処し方は死活問題でもあります。上司本人に問題があると思われるものもありますが、日々のやり取りで予防できることも少なくありません。関わり方の基本は、上司に対して「礼節」をわきまえて、「尊重」の気持ちを言動で示すことです。必要以上に畏かしこまることはありませんが、線引きは必要です。
自分よりも年下や経験が浅い、もしくは尊敬できない上司に対して、ぞんざいな態度や、「ため口」などの発言をしていないでしょうか。組織は指揮命令系統がうまく機能して力を発揮できるものでもあります。過度な敬語は必要なくとも「です、ます」調の丁寧語は必須です。人との関係性は合わせ鏡でもあります。まずは、自分が相手を尊重することで、相手からも尊重される関係を築くことができるのです。
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