近年は個人投資家の間で、米国株を中心としたインデックスファンドへの投資が人気になっています。「アクティブファンドはインデックスファンドに勝てない」とも言われている中で、本当にインデックスファンドへの投資だけでよいのでしょうか。金融機関の窓口販売員がアクティブファンドをセールスしやすくなるようなポイントを解説します。
よく分からない商品には手を出さない
良いアクティブファンドを選ぶためには、経済やビジネスについて勉強したり、アクティブシェアを見極めたりするなど時間と労力が必要になります。そのため、投資先の実態や投資手法を理解できない商品は避け、「調べやすいアセットクラスをアクティブ、調べにくいアセットクラスはパッシブ」で投資するのがお勧めです。
例えば、債券やFX(外国為替証拠金取引)、暗号通貨などは一般の個人投資家には分かりにくいかもしれません。他方、日本株ならば、自分が利用している商品やサービスがあるなど投資先企業が身近ですし、運用会社がしっかり調査・分析しているかも分かりやすいでしょう。
預かり資産が大きくなると、高アクティブシェアの維持が難しい
預かり資産の金額も注意したいポイントです。
第2回では、アクティブシェアが高いファンド2つ紹介しました。高リターンを出しているファンドが注目されて資金流入が加速することはよく見られますが、中小型株は流動性が低いため、多額の資金を投資するのは難しい側面があります。
また、1つの銘柄を大きなウエートで保有する厳選投資も、資金が大きくなりすぎると時価総額が大きい銘柄にしか投資できなくなってしまいます。巨額の資金を投資するために魅力的でない銘柄に投資してしまうと、徐々にアクティブシェアが下がっていく可能性があります。
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