銀行や証券会社の投資信託の販売員が押さえておきたい基礎知識を解説する本コーナー。今回のテーマは「定年退職後の資産運用」です。
定年退職後の生活は意外と長い
「今後に備えて資産運用したいんだけど、どうすればいいかな」
「投資信託はどう?」
「投資信託なんて今さら遅いんじゃないか?」
これは先日の筆者と65歳の父親の会話です。
こんなやり取りをした経験のある方はいらっしゃいませんか?
人生100年時代という言葉を耳にすることも珍しくなくなりました。お客様から老後の資産形成に関する相談を受けたことのある販売員の方も多いかもしれません。
2021年7月に厚労省が公表した「令和2年簡易生命表の概況」によると日本人の男性の平均寿命は 81.64 年、女性の平均寿命は 87.74 年です。つまり60歳で定年退職される方は21~26年、65歳で定年退職される方でも16~22年の時間があるということになります。2020年9月に金融庁が公表した「安定的な資産形成に向けた 金融事業者の取組み状況」においては長期運用の期間を事業者ごとに異なる点を留意する必要があるとしつつも、5年または10年以上を長期運用の事例として挙げており、65歳という年齢は投資信託を始める時期として遅くはないといえます。
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