各カテゴリーの投資信託を取り上げ、組入銘柄やリスク・リターンなどを多角的に分析。データを通じてファンドの個性を読み解きます。(『ファンドマーケティングvol.84』2026年7月13日発行号より転載)
あらかじめ複数資産に分散コア資産として長期保有しやすい

三菱アセット・ブレインズ
ファンドアナリスト
ファンドアナリスト
ざこう とおる
雑喉 融氏
雑喉 融氏
三菱アセット・ブレインズ
ファンドアナリスト
ファンドアナリスト
本間 匠氏
資産運用の世界では「コア・サテライト」という資産の分け方を重視します。ポートフォリオの中心(コア)には、長期にわたって安定的に保有できる資産を据え、その周辺(サテライト)に値動きの大きい資産を組み合わせる考え方です。
バランス型ファンドは、こうしたコアに据える資産として有効です。株式型ファンドや債券型ファンドが単一の資産クラスに投資するのに対し、バランス型ファンドのなかには、1本のファンドで国内外の株式や債券、REIT(不動産投資信託)、新興国株式・債券、コモディティまで、様々な資産クラスに幅広く投資する商品もあります。
足元のように株式市場が好調な局面では、株式100%で運用したほうがリターンは高くなりますが、分散先が限られていると、その後の相場変動に応じて自身の資産価値も大きく変動してしまいます。バランス型ファンドは、あらかじめ複数の資産に分散しておくことでファンド全体の価格のブレ幅を和らげるため、長期にわたって安心して保有しやすい特徴を備えています。
市場変動へのスタンスが異なる6つの代表的な運用手法
バランス型ファンドの運用手法は、図表1のように大きく6つのタイプに整理できます。
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