(『ファンドマーケティング』2025年7月発行号より転載)
“ウェルビーイング”を叶える

NPO法人
みんなのお金のアドバイザー協会~FIWA 理事長
一般社団法人
みんなの金融教育協会 代表理事
岩城 みずほ氏
金融商品を販売することによるコミッションを得ず、お客様の利益を最大限に、中立的な立場でコンサルティング等を行っている。毎日新聞朝刊マネー&ライフ面「人生に必要なおカネの設計」などで連載。著書『今ならつくれる明日の安心 世代別新NISA、iDeCo徹底活用法』(日本経済新聞出版)など多数
顧客本位の提案は、まず「お客様はどんな人生を送りたいか」を知ることから始まります。顧客の資産が増えることは当然の目的ですが、それ以上に重要なのは、顧客のニーズや状況を深く理解し、それに基づいて適切な商品・サービスを提案することです。さらに、心理的安心感や人生の幸せ(Well-being)を高めるために、顧客に寄り添う姿勢が求められています。
J-FLEC(金融経済教育推進機構)は金融機関に対し、「取り扱う金融商品について、専門知識を生かした提案を行うこと」を期待しています。顧客が主体的に金融商品を選択し、安定的に資産形成を続け、最終的に一人ひとりが描くファイナンシャル・ウェルビーイングを実現するために、プロとしてできることを以下に整理しました。
①顧客のニーズや課題を理解するために、好奇心をもって傾聴する
セールスありきの同調ではなく、顧客の物理的・精神的な不安を含め、背景にある想いや価値観を深く理解することが重要です。プロとして、顧客が気づいていない課題やニーズを引き出す洞察力や知識も求められます。また、価値観やリスク許容度、金融知識レベルは顧客ごとに異なるため、それらに配慮したコミュニケーションを心がけることで、顧客の満足度は高まります。
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