サステナブル投資のパイオニアとして知られ、95年超の歴史を持つオランダの資産運用会社ロベコ。その日本拠点が、2025年に開設20周年を迎えた。代表取締役社長の古庄浩朗氏に、グローバルで培ってきた知見を、いかに日本市場へ届けていくのかを聞いた。
(『ファンドマーケティング』2025年7月発行号より転載)

代表取締役社長
古庄 浩朗 氏
ロベコは1929年、オランダのロッテルダムで創業したアクティブ運用に特化した資産運用会社です。株式と債券の両分野で、クオンツやテーマ型など多様な戦略を展開しています。全社の運用資産総額は2140億ユーロ(約35兆円)で、この9割以上にあたる2090億ユーロ(約34兆円)はESG(環境・社会・ガバナンス)要素を運用に組み込んでいます(2024年12月末時点)。
欧州では運用会社として5本の指に入るブランド力を誇りますが、日本における認知度はまだ高いとは言えません。裏を返せば、今後の成長余地が大きいということでもあります。現在、当社は国内でファンドを直接提供しているわけではなく、他の運用会社に自社の運用戦略を提供する「提携型」のビジネスを推進しており、今後もこのスタイルを継続する方針です。
ロベコ・ジャパンは2025年にオフィス開設20周年を迎えました。サステナブル投資においては、環境省の「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」でアセットマネージャー部門の銀賞(環境大臣賞)を含め、6年連続での受賞実績があります。日本市場にしっかり根を張る活動を続ける中で、販売現場の方々にもロベコの哲学への共感が広がりつつあるのではないかと感じています。
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