(『ファンドマーケティング』2025年4月発行号より転載)
視点1
トランプ第2期政権発足後、米長期金利は低下基調に

グローバルストラテジーグループ 金利・為替シニアストラテジスト
柴田 秀樹 氏
ここ最近の米10年国債利回り(米長期金利)の推移を振り返ると、トランプ政権発足を契機に大きくトレンドが変化しています。図表の通り、2024年9月以降、米長期金利は概ね上昇基調で推移し、トランプ氏が大統領に就任する直前の2025年1月13日に4.8%を記録しました。その後、新政権が発足した後から一転し、3月半ば現在まで低下基調を描いています。
まず、2025年初までの長期金利の上昇フェーズを振り返りましょう。本来、FRB(米連邦準備理事会)による利下げ=誘導目標とする短期金利の引き下げは、長期金利の低下をもたらすというのが一般的な理解です。
しかし実際には2024年9月以降、3会合連続で計1%の利下げが断行されたにもかかわらず、長期金利は高水準を維持しました。これは、米経済の底堅さや利下げ観測の後退に加え、トランプ第2期政権による景気刺激策が財政悪化やインフレ圧力をもたらす可能性が織り込まれたからだと考えます。
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