ファンドに関連する有用なデータは数多くある。類似商品の比較だけにとどまらず、市場トレンドなどを知ることができる様々なファンド・ランキングのデータを基に、QUICK資産運用研究所のアナリストに押さえておきたいポイントを解説してもらう。データ・コメント提供:QUICK 資産運用研究所(『ファンドマーケティング』2025年7月発行号より転載)
その1為替リスクのない国内株式
ファンドのニーズを振り返る
※QUICK資産運用研究所調べ。対象は国内公募の追加型株式投資信託(ETF、DC・SMA・ラップ専用を除く)のうち、主に国内株式で運用するファンド。2025年2月末時点と比べて純資産総額の増加額が大きい順にランキング。純資産増加額と資金流入額(推計値)は億円未満切り捨て、▲は流出
QUICKアナリストの注目ポイント!

国内株式ファンドの純資産総額(残高)の増加額を調べたところ、3カ月前と比べて最も増えたのは『eMAXISSlim国内株式(TOPIX)』でした。増加額は449億円。配当込みTOPIX(東証株価指数)に連動した運用成果を目指すインデックス型で、過去3カ月間に推計280億円の資金が流入したことや3カ月リターンがプラス5.7%だったことなどが寄与して残高が膨らみました。
増加額2位は『フィデリティ・日本成長株・ファンド』の324億円でした。運用実績27年を超える長寿ファンドで、持続的かつ長期的な成長が見込まれる国内企業を選定し、利益成長性に対し妥当な株価水準の銘柄に投資するアクティブ型です。3カ月で推計29億円が流出したものの、3カ月リターンはプラス6.9%と好調だったことから残高が増加しました。
上位10本をみると、インデックス型は6本(うち、TOPIX連動型が2本、日経平均株価指数連動型が4本)、アクティブ型は4本でした。10本すべてが、新NISAの成長投資枠対象ファンドで、そのうち6本はつみたて投資枠でも対象となっています。
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