経済動向をチェックしたりお客様の投資判断をサポートしたりする上で「経済指標」を見ることは重要です。代表的な経済指標について数値の意味や注目ポイントをまとめました。
(『ファンドマーケティング』2024年7月発行号より転載)
582品目の財・サービスの平均的な価格の変化を測る「消費者物価指数」
除外項目のある「コアCPI」でインフレの基調的な動向を把握
消費者物価指数(CPI:Consumer Price Index)は、その名の通り、私たち消費者が日常生活で購入する商品価格の動きを総合して見るために、小売段階の財・サービスの価格の平均的な変化を測定した指標で、総務省が毎月作成・公表しています。指数品目には、家計の消費支出の実態を十分に反映できるよう、食料品や衣料品をはじめ、電化製品、化粧品、家賃、外食費、授業料、通信費、理髪料、映画観覧料─など582品目が含まれています。
それらの商品を1つの買い物かごに入れ、比較の基準となる時点に対してどの程度上昇・下落したのかの比率を見るイメージで、買い物かご全体の費用がどう変わるのかを捉えます(図表1)。現在は、2020年の1年間を基準年(=100)として、その時々の物価が比較計算されています※。
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