投資信託でつみたてNISA(少額投資非課税制度)をご利用のお客様が一括購入を検討されている場合、もしくはアフターフォローでこちらが追加購入をお勧めしたい場合、いま課税口座で購入するか、それとも2024年スタートの新NISAの成長投資枠をご紹介するか、皆さんどのように対応されていますか? 非課税の恩恵を受けたければ新NISAでの購入となりますが、マーケットの状況にもよるかなと考えてしまい、お客様と一緒に悩んでしまいます。
適用される税制とお客様の「後悔」の回避を踏まえると、課税口座を利用して追加購入されたほうがよいでしょう
つみたてNISAを利用されているお客様が一括購入を検討されている場合、2023年内だと課税口座での購入=利益から20%の税金が徴収されます。2024年からの新NISAになれば「つみたて投資枠」を利用しながら「成長投資枠」を併用して非課税投資が可能になることから、追加購入を行うべきか迷われることも致し方ないと考えられます。
ただ、投資信託を含む税制上の「上場株式等」に分類される投資型金融商品の利益に対する課税は、給与や公的年金などとは分けて計算される「分離課税」です。しかも税率はどんなに利益を得ても累進課税とはならず一律20%の申告分離課税と抑えられていることから、2024年の新NISAの開始を待たずに課税口座で追加購入されても良いと思われます。課税口座で追加購入され利益を得ても本則の税率で税金を取られるだけで追徴などが課せられることは一切ないからです。
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