再び生じたインフレへの注目
以下の図表1は、米国の物価連動国債が示す期待インフレ率のBEIの推移で、すでに3%近い水準にある。物価上昇は一時的との見方もあるが、株価の堅調さに支えられインフレ期待は続くとみられる。金利上昇局面での債券投資のフロンティアの一つとして今後、物価連動国債の活用も挙げられる。
日本の物価連動国債BEIも底入れしたが、海外発で思惑先行の側面も
以下の図表2は日本の物価連動国債のBEI推移である。日本の物価連動国債のBEIは2014年の消費増税前の上昇を転機としてそれ以降低下が続いていたが、2020年に漸く底入れの兆しを見せている。グローバルな金利が底入れしたなか、日本でも金利上昇圧力はかかり物価連動国債の活用は重要な選択肢になる。
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