(『ファンドマーケティングvol.85』2026年10月13日発行号より転載)
基本方針旧愛知銀・旧中京銀の合併によるシナジーを生かす
ウェルスマネジメントチームを全営業ブロックに配置
神谷 康弘氏
ソリューション営業部
資産運用グループ 調査役
あいち銀行は、2025年1月に旧愛知銀行と旧中京銀行が合併し、新たなスタートを切りました。
当行では、個人のお客様の資産形成・資産運用サポートを、リテール戦略における重要な取り組みと位置づけています。旧愛知銀行は、投資信託の販売や法人取引を通じて培ってきた経営者層とのリレーションに強みがあった一方、旧中京銀行は、外貨建てを含む保険販売や、富裕層向けのウェルスマネジメントに強みがありました。現在は旧2行の強みを組み合わせ、投資信託、生命保険、金銭信託などの商品に加え、相続や事業承継も含めた総資産営業へと提案の幅を広げています。
その中核となる取り組みの一つが、本部に設置している「ウェルスマネジメントチーム」です。同チームは、営業店担当者と連携し、富裕層のお客様への訪問を中心に、総資産の状況を把握したうえで、資産運用から資産承継までのライフステージに応じた課題に対し、ソリューション提案を行っています。合併によって人員配置の余力が生まれ、14名のウェルスマネジメントチームで全17営業ブロックをカバーできたことは、その効果の一つです。
3カ月間で804件の電話がけクレームは0件
2026年4月には、預かり資産分野に特化した「アフターフォローセンター」を本部に新設しました。投資信託、保険商品、ファンドラップの定例的なアフターフォローは、これまで主に営業店が担ってきましたが、繁忙期には十分な時間を確保しにくいなど、店舗ごとに実施頻度や対応水準にばらつきが出やすいという課題がありました。
そこで、営業店の負担軽減を図るとともに、アフターフォローの品質を標準化するため、マス層のお客様への定例フォローの一部を本部に集約しました。営業店は、引き続きお客様との関係構築の主体となり、取引深耕が見込まれる先や、苦情・相談など営業店での判断が必要な案件に対応します。アフターフォローセンターの専任スタッフは3名で、いずれも営業店で預かり資産営業や渉外を経験し、証券外務員、損害保険募集人、生保募集人の資格を持つ担当者です。
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