(『ファンドマーケティング』2025年4月発行号より転載)
Q
投資信託にかかる主な費用(コスト)を教えてください。
A
「購入時手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」の3つがあります。
信託報酬のわずかな差が長期の運用実績に大きく影響

【監修】
アセットデザインラボ 代表
大地 恒一郎氏
1987年に日興アセットマネジメント入社後、投資信託の運用をはじめ、企画・開発、マーケティング・営業、内部監査などに携わる。2019年にアセットデザインラボを設立し、投資初心者向けの資産形成セミナーを中心とした金融経済教育を行うとともに、企業型DC研修や投資信託に関するコラム執筆などで活動
投資信託(ファンド)に投資すると、「購入時」「保有中」「売却(解約)時」の各段階で手数料が発生します(図表1)。
まず、購入時にかかるのが「購入時手数料(販売手数料)」で、投資家への商品説明や事務手続きなどの対価として販売会社に支払われます。手数料率は商品を取り扱う販売会社が決めるので、同じ商品でもどこから購入するかによって手数料率が変わります。
なお、購入時手数料がかからない仕組みが「ノーロード」で、販売会社が独自に手数料率を0%とするケースや、元々の商品設計上でノーロードのファンドもあります。
次に、投信を保有している間に継続的に発生するのが「信託報酬(運用管理費用)」です。ファンドの運用・管理に関する費用として徴収され、資産を運用する「運用会社」、銀行や証券会社などの「販売会社」、資産を管理する「信託銀行」に配分されます。
一般に、信託報酬は純資産総額に対する年率で定められており、それを日割り換算した金額が信託財産から毎日差し引かれます。
こちらの記事は会員登録で続きをご覧いただけます
『フィナンシャル・マーケティングWEB』会員なら
全国の トップセールスのノウハウ記事 が全文読める
『ファンドマーケティング』の最新号の記事が スマホで発売日前に読める
『保険マーケティング』の記事が スマホで読める
新着記事や注目記事が分かる 会員限定メルマガ が届く
フィナンシャル・マーケティングWEB
新規会員登録キャンペーン
フィナンシャル・マーケティングWEBに新規会員登録された先着50名様に、ファンドマーケティングの人気コーナー「NISA de 投資信託」のミニブックをプレゼント!
投資の資産運用に対する顧客の不安を払拭するコツや、制度を利用してもらえるようなヒントをQ&A形式で展開する同コーナーから、より実践的な記事を抜粋しています。
この機会にぜひご登録ください。
キャンペーン期間:2025年5月31日(土)まで
※すでに会員登録済みの方は本キャンペーン対象外となります
※一度退会されて再登録された方は、新規会員扱いにはなりません
※プレゼントがなくなり次第、キャンペーンを終了させていただくことがあります