大和アセットマネジメントの浜田好浩氏は2026年7月、『実務必携投資信託業務のすべて』の第2版を上梓した。初版刊行後の投信業界の変化を踏まえ、新NISA(少額投資非課税制度)やプライベートアセット、プロダクトガバナンスなど最新動向を増補。販売現場から本部担当者まで、投信実務に携わる幅広い読者に役立つ内容だ。
(『ファンドマーケティングvol.85』2026年10月13日発行号より転載)
(『ファンドマーケティングvol.85』2026年10月13日発行号より転載)
基礎知識こそ奥深く面白い
浜田 好浩氏
大和アセットマネジメント
商品本部 兼 マーケティング本部
シニア・ダイレクター
商品本部 兼 マーケティング本部
シニア・ダイレクター
投資信託の仕組みや制度は知っていても、商品の誕生や流行の背景まで説明できるだろうか。浜田好浩氏の『実務必携投資信託業務のすべて』第2版は、日々の業務で触れる知識を、投信市場の歴史や構造と結びつけて学び直せる一冊だ。初版の刊行から4年を経て、276ページから約60ページ増加。各種データが更新されるとともに、新NISAやプライベートアセット、プロダクトガバナンスなど、近年の動向もカバーしている。
第1~3章では、投信の基礎知識や法令・制度、商品性や運用実績を把握するための資料・指標を取り上げる。ただし、用語やルールを淡々と説明するだけではない。解説の随所に、仕組みや制度の背景、業界ならではの事情が織り込まれている。知っているつもりの事柄にも発見があり、経験のある読者にとっても、知識をあらためて整理し直すきっかけになりそうだ。
ヒット商品に見る投信の変遷
第4章の「ヒット商品の栄枯盛衰」では、毎月分配型や通貨選択型、ESG(環境・社会・ガバナンス)関連、テーマ型など、その時々に注目を集めた投信を幅広く取り上げる。商品の仕組みだけでなく、なぜその商品が生まれ、どのような市場環境や投資家ニーズを背景に支持を集めたのか、その後どう変化していったのかまで振り返る。1997年から足元までのヒット商品や業界イベントを金融・経済イベントと並べた3ページにわたる年表からも、投信市場の移り変わりを俯瞰できる。
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