日本人の金融リテラシーの底上げを図るための金融経済教育が2024年から本格的に動き始めました。金融機関の対面営業はより高度な提案力が求められます。NPO法人みんなのお金のアドバイザー協会~FIWA 理事長の岩城みずほ氏に、長期にわたって顧客と信頼関係を築いていくための考え方や提案時のポイントなどを教えていただきます。
(『ファンドマーケティング』2025年4月発行号より転載)
ライフプランとマネープランの違い

NPO法人
みんなのお金のアドバイザー協会~FIWA 理事長
一般社団法人
みんなの金融教育協会 代表理事
岩城 みずほ氏
金融商品を販売することによるコミッションを得ず、お客様の利益を最大限に、中立的な立場でコンサルティング等を行っている。毎日新聞朝刊マネー&ライフ面「人生に必要なおカネの設計」などで連載。著書『今ならつくれる明日の安心 世代別新NISA、iDeCo徹底活用法』(日本経済新聞出版)など多数
2019年の金融庁金融審議会の報告書に端を発した「老後2000万円問題」の炎上ぶりは印象深いですが、依然、年金不信は続いているようです。特に若い世代からは、少子高齢化が進む中、公的年金は存続可能なのか、相当な年金額目減りが心配だという意見をよく聞きます。
公的年金保険制度は2004年の改正で、すでに少子高齢化対策済みです(詳しくはこちらから!)。しかし残念ながら、世間の根強い年金不信に便乗するかのように不安を煽るセールストークを聞きますし、私自身も顧客から「こういった金融商品を勧められたがどうだろうか」と、セカンドオピニオンを求められることもあります。
そもそもどんな金融商品を選ぶかを決めるのは、ライフプランに沿ったマネープランを考えた後です。自身の夢や目標を実現するために、仕事や健康、家族や友人との関係、趣味や社会との関わり方などを考え、豊かで幸せな人生を送るために金融資産を活用します。
結論から言えば、人が生きていく上でお金は必須ですが、大切なのは「人生の幸せ(Well-being)」です。正しくお客様の現状を分析した上で、「人生100年時代に備えて合理的な資産形成をしていきましょう」と言えるセールスパーソンであって欲しいと思います。
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