経済動向をチェックしたりお客様の投資判断をサポートしたりする上で「経済指標」を見る ことは重要です。代表的な経済指標について数値の意味や注目ポイントをまとめました。(『ファンドマーケティング』2025年1月発行号より転載)
マーケット参加者からの注目度が高い「消費者物価指数(CPI)」
米国の都市部が対象家計調査に基づいて算出

景気探検家・エコノミスト
宅森 昭吉氏
個々の財・サービスの値段である「価格(個別価格)」を総合した平均的な水準である「物価(一般物価)」は、経済の健康状態や消費者の購買力を測る上で重要な指標です。そして、個々の財・サービスをまとめた消費バスケットをつくり、基準となる時点と比較して全体の物価がどれくらい上昇・下落したかを捉えたものを物価指数といいます。
中でも、消費者物価指数(CPI:Consumer Price Index)は代表的な物価指数の1つです。米国では、都市部の消費者が日常的に購入する財・サービスの価格変動を追跡し、米労働省労働統計局が毎月発表しています。労働統計局は、全ての支出項目を200以上のカテゴリに分類し、8つの主要なグループ(食品・飲料、住宅、アパレル、輸送、医療、レクリエーション、教育・通信、その他の商品・サービス)に整理しています。
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