ファンドに関連する有用なデータは数多くある。類似商品の比較だけにとどまらず、市場トレンドなどを知ることができる様々なファンド・ランキングのデータを基に、QUICK 資産運用研究所のアナリストに押さえておきたいポイントを解説してもらう。
データ・コメント提供:QUICK 資産運用研究所(『ファンドマーケティング』2024年3月発行号より転載)
QUICK資産運用研究所アナリストの
注目ポイント!
複数の資産に分散投資するバランス型のうち、3カ月前比で最も純資産(残高)が増えたのは、『のむラップ・ファンド(普通型)』で増加額は420億円でした。国内外の株式・債券・REIT(不動産投資信託)に分散投資するファンドで、2024年1月末の月次レポートによると資産配分は株式とREITに約50%、債券に約50%。2月末時点の残高は3532億円と、バランス型で3番目の大きさでした。2位は同シリーズの『のむラップ・ファンド(積極型)』で増加額は415億円。バランス型で残高最大の『セゾン・グローバルバランスファンド』は増加額が347億円で4位でした。
ランキングの上位には、リスク許容度や投資目的に応じてコースを選択することができるファンドが多く、その中でも株式などの比較的リスクの高い資産の割合が一定以上ある中リスク型や高リスク型がランクインし、債券の割合が比較的大きい低リスク型はありませんでした。ランキング上位10本では、7位の毎月分配型1本を除く9本が新しいNISA(少額投資非課税制度)の成長投資枠対象商品で、そのうち5本はつみたて投資枠でも投資でき、1月以降の資金流入額が増加するファンドが多くありました。
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