『東京海上・世界モノポリー戦略株式ファンド』は、社会に不可欠なインフラサービスを提供し、高い参入障壁に守られた安定的な収益基盤を持つ企業に投資する。AI(人工知能)をはじめとするテクノロジー関連銘柄に市場の注目が集まる中、なぜ同ファンドは空港や有料道路といった、公益の事業に着目するのか。同ファンドの実質的な運用を担うマゼラン・アセット・マネジメントの共同リード・ポートフォリオ・マネジャー、ベン・マクビカー氏に、その投資哲学と戦略について聞いた。
安定したキャッシュフローで「守り」と「成長」を両立させる

共同リード・ポートフォリオ・マネジャー
ベン・マクビカー氏
──組み入れ銘柄に共通する特徴を教えてください。
マクビカー氏 当ファンドには、主に水道、ガス、電力、空港、有料道路、通信、病院など、社会に欠かせないインフラサービスを提供する会社を組み入れています。
ファンド名にもあるモノポリー(monopoly)は、日本語で「独占」や「独占権」という意味です。新規参入に巨額の設備投資を要する領域で事業を展開し、なおかつ国の規制や限られた事業免許に守られるなど、高い参入障壁を持ち、企業同士の競争の影響を受けにくい収益基盤を築いている銘柄を選別して投資しています。
こうした、いわゆるオールドエコノミーへの投資には、高いリターン獲得よりも安定性を重視するというイメージがあるかもしれません。しかし、当ファンドのこれまでの運用実績を世界株式(MSCIワールドインデックス)と比較すると、下落局面で値下がりを抑えながら、中長期では着実なリターンを積み上げてきたことが分かります。

出所:マゼラン・アセット・マネジメント。2026年6月末時点。設定日は2012年1月18日。世界モノポリー戦略は同一戦略のコンポジット(費用控除後、米ドル)。
インフラ株式はS&Pグローバル・インフラ指数(配当込み、米ドル)、世界株式はMSCIワールド(配当込み、米ドル)。
リターンの背景にあるのが、安定的な事業キャッシュフローです。
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