銀行・証券・保険での職務経験を持つ戸田博之氏の実践的なアドバイスが好評の本連載。今回のテーマは、研修時間の短縮化が進む確定拠出年金(以下、DC)と保険窓販の現場が抱えるリスク。人的リソースの限界やコスト削減要請に対応しつつ、顧客の理解不足によるクレームを防ぐために、テクノロジーを活用した「個別最適化」の具体的なプロセスを提案する。
DCセミナーの動向から

オフィス エイ・エイチ代表
戸田 博之
もう10年以上DCの導入研修、継続研修の講師を務めている。最近顕著に見られる傾向が、研修時間の短縮化である。背景には主に経費削減の要請があると思われる。従業員に伝えるべき事項がたくさんある中で、特定の事項に2時間などという長時間を掛けるのは、バランスが悪いのかもしれない。
しかし、DCについて、従業員が理解すべきものには、ライフプランと老後の備えの必要性、DCのしくみ(メリットと留意点)、投資の基礎知識、投資対象となる商品内容とその特性(含むリスク・リターン)、加入手続きと多くの項目がある。
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