HSBCアセットマネジメントは2026年7月9日、2026年下期の投資環境見通しを公表した。世界経済が不安定さを増すなかでも金融市場は上昇基調を維持すると予想。幅広い資産クラスで利回りが魅力的になっていると指摘し、注目アセットに「インカムの創出が期待できる資産」を挙げる。
地政学やエネルギーに関連する供給型の混乱と、強力なAI投資サイクル

グローバル・チーフ・ストラテジスト
ジョー・リトル氏
HSBCアセットマネジメントでは、2026年下期を展望するにあたり、厳しい世界経済環境と驚くほど底堅い金融市場との乖離が生じてきていると分析。現在の環境を「2つのショックと1つのブームによって形作られている」と特徴づける。
すなわち、地政学やエネルギーに関連する供給側の混乱と、強力なAI(人工知能)投資サイクルである。これらの要因は、マクロ経済の動きを一律に語れない状況にしている一方、セクターや地域を問わず新たな機会も創出しているという。
同社のグローバル・チーフ・ストラテジストであるジョー・リトル氏は次のように語る。「市場はこうした影響を振り切れたようで、2026年上期の市場リターンは好調にみえる。2026年のニュースの見出しを踏まえると、リターンの良さが改めて浮き彫りになる」。
同社では、2026年下期は、市場が断続的な乱高下に見舞われると展望できるものの、様々な投資機会が生まれるなかで、相場は上昇基調を維持できるとみる。そのため、年初に想定していたような形とは異なる、より選別的な「投資対象の拡大」が求められるかもしれないと説く。
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