保険募集では近年、デジタルツールの活用が急速に進んでいる。最新テクノロジーは、対面によるアナログな対応を不要にするものではなく、その価値をさらに高めるためのものだ。こうした時代背景のもと、人によるアナログな対応の価値はどこにあるか。また「選ばれる募集人」はどのような人材か。有識者に話を聞くとともに、いま注目したいデジタルツールを紹介する。(『保険マーケティングvol.25』2026年7月13日発行号より転載)
有識者に聞く──
デジタル化が進むほど
基礎を徹底できる募集人が結果を出しやすい時代になる
デジタル化が進むほど
基礎を徹底できる募集人が結果を出しやすい時代になる
提案の質が高まり顧客との信頼関係も築きやすくなる

森田 直子氏
保険ジャーナリスト
インスウオッチ代表取締役
保険募集の現場において、デジタルツールは顧客とのコミュニケーションを補完し、より質の高い提案や相談を実現するための手段といえます。例えば、複数の設計書への転記や書類作成といった煩雑な業務は、デジタルの活用によって効率化され、スムーズに進められるようになります。事務作業に追われることなく、募集人は顧客との対話や提案により多くの時間と労力を注げるようになるのです。
特に乗合代理店では、ルール改正により従来の「推奨販売(ハ方式)」が廃止され、「比較推奨(ロ方式)」へと一本化されます。これまで以上に、顧客の意向に沿った商品を適切な根拠に基づいて提案することが求められます。その際、募集人が経験を頼りに頭の中だけで判断するのではなく、システム上で顧客の意向やニーズを整理・確認しながら提案を進めることで、より客観的かつ適切な商品選択が可能になるでしょう。
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