複数の資格取得や投信セールスのための勉強に励まれている方は多いでしょう。多忙な業務のかたわら、効率よく勉強するにはどんな方法が有効なのか。どう時間を捻出すればよいのか。人事異動もあるなか、どのようなキャリアプランを描けばよい? 結婚や出産後も働き続けるには? ……などなど、身近な同僚や上司に聞くには少し勇気のいる素朴な疑問に、全国の同期や先輩方がどのようにキャリアを重ね、課題をどう乗り越えてきたのかを、匿名で打ち明けます。
第2回は、 ガチャさん(40代・女性)におうかがいしました。
- 名前
- ガチャさん(40代・女性)
- 入社
- 2003年
- 業種
- 証券
- 経歴
- 地方銀行に入社後、窓口業務を経て個人渉外を担当
- 現在
- 2022年より関連会社の地銀系証券へ出向。銀行の金融仲介業務、トレーダーを行なう
ガチャさんへのインタビュー【前編】はこちらから
金融商品の価格がほぼ固定の銀行と、日々変動する証券
──現在、営業とは異なるトレーディング業務も兼務されているとのことですが、仕事内容について教えてください。
トレーディング業務は、債券の売買の発注を行っています。地銀系証券ということもあり、金融商品の仲介で銀行仲介の仕事を担当しています。その一環で、銀行担当者が外国債券や仕組債を販売し、その注文・発注を行います。地銀系証券では債券の在庫を抱えておらず、セカンダリー(既発債)については都度大手証券に発注をかけています。
例えば、A証券に債券の買付・売付注文を出す際は、専用のオンラインシステムを活用します。一般的なネットショッピングで買い物をするように、銘柄コードで該当する銘柄を選択し、額面数量や円貨/外貨決済の選択を行い発注します。在庫が少ないものなどは別途在庫の確認も含めて電話で発注が必要です。
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