ファンドに関連する有用なデータは数多くある。類似商品の比較だけにとどまらず、市場トレンドなどを知ることができる様々なファンド・ランキングのデータを基に、QUICK資産運用研究所のアナリストに押さえておきたいポイントを解説してもらう。データ・コメント提供:QUICK 資産運用研究所(『ファンドマーケティングvol.84』2026年7月13日発行号より転載)
その1ジャンル別・資金流入額から足元の運用トレンドを確認する

※QUICK資産運用研究所調べ。対象は国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)。資金流入額は設定額から解約額を差し引いた数値でQUICKの推計値、億円未満切り捨て。分類はQUICK独自の分類で、先進国株式(グローバル)は部分的に新興国に投資するファンドを含む。「ー」(マイナス)は流出
QUICKアナリストの注目ポイント!

直近3カ月で最も資金流入が多かったのは、全世界株式型を含む「先進国株式(グローバル)」でした。流入額は推計2兆7,289億円で、『eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)<愛称:オルカン>』が1本で9,000億円超を集めました。2位は「国内株式」で流入額は8,000億円ほど。日経平均株価と東証株価指数(TOPIX)の上昇を背景に資金が流入しました。3位は人気の米国株インデックス型などが含まれる「先進国株式(北米)」でした。
直近6カ月でも「先進国株式(グローバル)」が5兆円超の流入で首位となり、2位には「先進国株式(北米)」が続きました。「グローバル」は「オルカン」、「北米」は同シリーズの『eMAXISSlim米国株式(S&P500)』が、それぞれ資金流入を牽引しました。全世界株や米国株式で運用するアクティブ型ファンドへの資金流入も堅調でした。
一方、「リート」は直近3カ月、6カ月ともに最も資金が流出しました。日銀の利上げ方針などにより、足元で日本のJリート価格の下落基調が続いています。世界的に高騰している「金(ゴールド)」への資金流入も目立ちました。従来「安全資産」とされ、分散投資先としても人気ですが、直近は上昇傾向が一服してきています。
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