保険業界の商慣行を大きく変える改正保険業法が2026年6月1日に施行された。比較推奨販売への一本化や便宜供与規制の強化などにより、保険会社・特定大規模乗合代理店には、従来以上に「顧客本位」の実践が求められる。金融庁の保険代理店監督企画室長の白藤文祐氏に、制度改正の狙いと現場に期待する変化について聞いた。(『保険マーケティングvol.25』2026年7月13日発行号より転載)
FDの実質を追求することで信頼回復と健全な発展を目指す

金融庁
監督局 保険課
保険代理店監督企画室
室長
監督局 保険課
保険代理店監督企画室
室長
白藤 保険業界の「信頼の回復」と「健全な発展」に向けて、保険業に関わるすべての関係当事者がこれまで当たり前とされてきた商慣行をいま一度振り返り、「顧客本位の業務運営(FD)」を徹底することが改正の趣旨です。金融機関を含めた特に大規模な乗合代理店に対する体制整備義務の強化や、適切な比較推奨販売の確保といったルール改正は、そのための仕組みといえます。
関係当事者からは「どこまで対応すればいいかわからない」といった声も聞かれますが、重要なのは「形式を整えること」ではなく、「FDの実質を追求すること」です。
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