少子高齢化に伴い老後不安に関する報道が増え、将来の生活資金を心配されるお客様も多いのではないでしょうか。今回は、お客様の信頼を勝ち取り、退職金の運用を任せていただけるような関係づくりに役立つ切り口として、「年金の増やし方」を紹介します。(『ファンドマーケティング』2025年4月発行号より転載)
老齢基礎年金を満額に近づけるには

アセットマネジメントOne
未来をはぐくむ研究所
花村 泰廣氏
公的年金は、少子高齢化が進む中で十分な給付水準が維持できるか懸念されるものの、今後も老後の生活資金の柱となることに変わりはありません。土台となる1階部分の国民年金は、国民年金に加入していなかった期間などがあると、その期間に応じて年金額が減少してしまいます。そこで、今回は公的年金の増やし方を紹介します。
① 追納
国民年金保険料の納付は原則2年前まで遡ることができます。しかし、保険料の免除・猶予を受けた場合は10年前まで遡って納付可能です。例えば、学生時代に学生納付特例制度を利用していた人は、10年以内なら保険料を納付できます。
② 任意加入
自営業者や専業主婦(夫)の人は、60歳から64歳の間に任意加入することで、国民年金の加入期間を上限である40年まで延ばせます。2025年度の金額をベースに計算すると、毎月1万7510円(年額約21万円)の保険料を1年間納めれば、年金が年に2万円あまり増えるイメージです。
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