ファンドに関連する有用なデータは数多くある。類似商品の比較だけにとどまらず、市場トレンドなどを知ることができる様々なファンド・ランキングのデータを基に、QUICK資産運用研究所のアナリストに押さえておきたいポイントを解説してもらう。
データ・コメント提供:QUICK 資産運用研究所(『ファンドマーケティング』2024年10月発行号より転載)
QUICKアナリストの注目ポイント!
直近3カ月で最も資金流入額が多かったのは「先進国株式(北米)」でした。米国株価指数に連動するインデックス型や、米国のグロース銘柄に投資するアクティブ型ファンドに人気が集まりました。全世界株式型などを含む「先進国株式(グローバル)」や、インド株投信を中心とした「新興国株式」、7月半ばに日経平均株価が史上最高値を更新、8月には記録的な乱高下となったことなどから「国内株式」にも多くの資金が流入しました。一方、「リート」「先進国株式(オセアニア)」は資金流出となっています。
直近6カ月でも、「先進国株式(北米)」「先進国株式(グローバル)」「新興国株式」の順に資金流入が多い傾向でした。直近3カ月と同じく、「リート」と「先進国株式(オセアニア)」は資金流出となっています「リート」は5月から4カ月連続で資金流出となり、7月には月間で645億円が流出したため、直近3カ月の資金流出が膨らんでいます。「先進国株式(オセアニア)」は直近6カ月全ての月間で資金流出となっていますが、5月以降は20億円未満の流出にとどまっています。
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