プロフェッショナル向け金融専門誌「J-MONEY」の編集長が、フィナンシャルマーケティングWEBにお邪魔します! 記事を読んで考えたこと、そのほか日々の徒然なる考えなどを、コラム形式で投稿します。
トルコ絨毯屋のおじさんのセールストーク
「空前のリラ安だから、このチャンスは逃しちゃいけないよ!」
2023年10月半ば、数年ぶりの海外旅行で訪れたトルコで、絨毯屋さんと値段交渉のやり取りをしているときです。なかなか購入の決断をしない私にしびれを切らしたお店のおじさんが、流暢な日本語でこう叫びました。
現在、ニュースで盛んに円安、円安と叫ばれているように、日本円は米ドルをはじめとした多くの通貨に対して割安な水準にあります。ただし、経済状況が芳しくないトルコやエジプトなどの通貨に対しては、むしろ日本円の強さが増していることはあまり知られていないようです。
特にトルコは、経済状況が芳しくない上に、エルドアン大統領が経済学の常識を無視した金融政策を発動した影響もあり、2018年に1トルコリラ=20円くらいだったのが、2023年10月には1トルコリラ=5円台まで下がってしまいました。日本人は5年前と比べ、だいぶお得にトルコでお買い物ができるということです。おじさんのセールストークも、なかなか説得力があります。
これから海外旅行を検討される皆様は、日本円が弱い欧米などではなく、トルコやエジプトを訪れてプチ贅沢することを検討されてはいかがでしょうか。
プロの投資家も頭を抱えるヘッジコストの上昇
さて旅行先の検討と同じように、為替に大きく影響されるのが海外資産への投資です。
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