「いま世界で起きていることを読み解く」注目書籍特集

足元のマーケット環境は、インフレや金利上昇、為替変動、地政学リスクなど、これまで以上に複雑さを増しています。こうした中では、「何が起きているのか」「なぜそうなっているのか」を構造的に理解する視点が、金融商品の提案や顧客との対話においても重要になっています。日経BPの注目の書籍4点を通じて、マクロ経済、株式市場、産業構造、イノベーションの本質まで、いま起きている変化を多面的に捉え、実務に活かすヒントを探ります。
1冊目山崎良兵『天才思考 世界を変えるイノベーションを生む10の思考法』 なぜ、あの人は結果を出し続けるのか。その答えは才能でも運でもなく、「思考の習慣」にあるかもしれない。世界のイノベーターたちに共通する10の思考パターンを体系的に解説した『天才思考 世界を変えるイノベーションを生む10の思考法』の著者である山崎良兵さんに、金融ビジネスパーソンが日々の業務に生かせる思考のヒントを聞いた。
著者インタビュー『天才思考 世界を変えるイノベーションを生む10の思考法』
2冊目佐々木融『インフレ・円安・バラマキ・国富流出』 日経平均株価が5万円を超えたのに生活が豊かになった実感がない──。『インフレ・円安・バラマキ・国富流出』の著者の佐々木融さんは、そのキーワードとして「実質金利の大幅なマイナス」を挙げる。日本経済の構造問題の背景や円の価値がどんどん安くなる社会を生き抜く処方箋、そして、取材で語ったメッセージ「これからは対面型の金融機関の強みを生かせる時代」の真意とは。
著者インタビュー『インフレ・円安・バラマキ・国富流出』
3冊目広木隆『株はずっと上がるもの 誰も書けなかった株式投資の真実』 投資信託の販売現場において、「なぜ今、日本株なのか」「なぜ長期投資なのか」という問いに的確に答えられるかどうかは、顧客との信頼関係を左右する。著書『株がずっと上がるもの』の著者であるマネックス証券 チーフ・ストラテジストの広木隆氏のインタビューをもとに、投信販売員が現場で使える5つの視点をまとめた。
4冊目真山仁『チップス ハゲタカ6』(上・下) 企業買収の裏側や日本の社会問題をドラマチックに描く真山仁氏の小説「ハゲタカ」シリーズ。ファン待望の8年ぶりの最新作『チップス ハゲタカ6』のテーマは、半導体だ。本作品では、おなじみ、投資ファンド社長の鷲津政彦率いるチームが、日本・米国・中国・台湾をまたにかけ、熾烈な買収戦略を繰り広げる。
真山仁『チップス ハゲタカ6』(上・下)