投資信託の販売現場では商品知識や数字の理解は重要ですが、それをどのようにお客様に伝えるかという営業スキルの教育機会は意外に限られています。本連載では、商品開発や販売の経験が豊富な大和アセットマネジメントの浜田好浩氏が、1000本超の投信開発の知見をもとに、どんなタイプの販売員でも成果に繋げられる「お客様に刺さる提案の極意」を解説します。
(『ファンドマーケティング』2025年10月発行号より転載)
(『ファンドマーケティング』2025年10月発行号より転載)
右肩上がりでない価値

商品本部 兼 マーケティング本部
シニア・ダイレクター
浜田 好浩氏
「昔
まず「投信は損をする」という点です。確かに投信は価格変動を伴います。株式や債券といった投資対象資産は日々変動します。“この価格変動(ボラティリティ)こそが収益の源泉なのですよ”などと言ってみたところで、「上がり下がりがあるんなら、やっぱり下がることがあるじゃないか」と禅問答のようなやり取りになってしまいます。ではここで数字をみてみましょう。下図は過去10年間の資産価格の年間リターンを示しています。
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