世界株ファンドや米国株ファンドのみを保有する個人投資家が多い中、投信セールスの現場では、ポートフォリオのリスク管理を目的に日本株ファンドなどを提案する機会が増えています。楽天証券経済研究所 ファンドアナリストの篠田尚子氏に、日本株ファンドと米国株ファンドの魅力や活用方法などを聞きました。
(『ファンドマーケティング』2025年4月発行号より転載)
(『ファンドマーケティング』2025年4月発行号より転載)
日本株ファンドの注目ポイント
インデックスのリターンを中長期に上回るアクティブも多い

楽天証券経済研究所
ファンドアナリスト
篠田 尚子氏
新NISA(少額投資非課税制度)の投資先として人気の世界株インデックスファンドや米国株インデックスファンドのリターンの大部分は、円安進行による為替差益によるものです。今後ドル安・円高へと進む懸念もくすぶる中では、資産分散の視点から日本株ファンドに着目しても良いでしょう。
分散投資の観点から日本株ファンドを提案するなら、まずはインデックスファンドで構いません。代表的な株価指数である日経平均株価とTOPIX(東証株価指数)に連動するファンドが大半なので、それぞれの特徴や違いを押さえておきましょう。
新NISAで人気の米国株では、時代ごとに成長性の高い企業が時価総額上位に名を連ねており、敗者は自動的に退場していくサイクルが整っているため、市場平均を安定的に上回るアクティブファンドが少ないといえます。
こちらの記事は会員登録で続きをご覧いただけます
『フィナンシャル・マーケティングWEB』会員なら
全国の トップセールスのノウハウ記事 が全文読める
『ファンドマーケティング』の最新号の記事が スマホで発売日前に読める
『保険マーケティング』の記事が スマホで読める
新着記事や注目記事が分かる 会員限定メルマガ が届く