ファンドに関連する有用なデータは数多くある。類似商品の比較だけにとどまらず、市場トレンドなどを知ることができる様々なファンド・ランキングのデータを基に、QUICK資産運用研究所のアナリストに押さえておきたいポイントを解説してもらう。データ・コメント提供:QUICK 資産運用研究所(『ファンドマーケティング』2025年10月発行号より転載)
その1いま人気のファンドとその運用力は?
資金流入額と純資産増加額から考える
※QUICK資産運用研究所調べ。対象は国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)。過去6カ月間の資金流入額(推計値)が大きい順にランキング。資金流入額、純資産増加額は億円未満切り捨て
QUICKアナリストの注目ポイント!

国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)のうち過去6カ月間で最も資金が流入したのは、三菱UFJアセットマネジメントの『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)<愛称:オルカン>』で、流入額は推計1兆19億円でした。
代表的な世界株指数の『MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)』に連動した運用成果を目指すインデックス型で、1本で手軽に世界株に投資できる手軽さや運用コストの低さなどから個人投資家に人気のファンドです。新NISAではつみたて投資枠・成長投資枠の両枠で対象となっています。
2位は同じシリーズで米国株式に投資する『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』でした。3位には新NISA対象外ながら『インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)<愛称:世界のベスト>』が入りました。上位3本に個人投資家の資金が集中しています。
上位10本を見ると、海外株ファンド中心に資金が集まる傾向は続いていますが、5位と10位には金関連ファンドがランクインするなど、個人投資家の資産分散の意識の高まりが見て取れました。
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