資産運用には、夢があります。ただしその夢は、運ではなく知識と工夫で近づくもの。 本連載では、主に若年層をはじめとする運用初心者に向けて、長期トータルリターン率やシャープレシオ、変動率など、ファンド選びの重要な視点を解説していきます。ご自身の投資判断はもちろん、お客さまの性格や思考、ニーズに合った提案を行う際のヒントとしても活用いただけます。夢に寄り添い、信頼に応える資産運用をともに考えていきましょう。
夢をかなえるための資産運用 目次
リスクとリターン、両面から見究める

Fan IFA
道谷 昌弘氏
AFP(日本FP協会認定) 大学卒業後、大手証券会社に入社。国内営業部門にて法人・個人の資産運用アドバイスを行う。8年間勤めたのち退社し、より中立的なアドバイスができるIFA(独立系投資アドバイザー)に転身。現在は富山を拠点に、全国各地のお客様に幅広くコンサルティングを行いながら、お客様にとって本当に良い商品提案を日々追求している。
第2回では、より良いファンドを選ぶポイントとして、長期運用におけるトータルリターン率を挙げました。
確かにリターンは重要で、大きいに越したことはありませんが、リターンを追い求めるときには当然リスクも大きくなりがちです。そのためリターンだけでなく、リスクも含めてファンドを選ぶことが理想とされています。
その際に役立つのが「シャープレシオ」という指標です。これは「とったリスクに対し、リターンがどれだけ得られているか」を示すものです。リターン÷リスクで算出され、数値が大きいほど効率が良い運用といえます。
ただ、シャープレシオでファンドを評価する際には注意点が2つあります。
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