本連載では、主に若年層をはじめとする運用初心者に向けて、長期トータルリターン率やシャープレシオ、変動率など、ファンド選びの重要な視点を解説していきます。ご自身の投資判断はもちろん、お客さまの性格や思考、ニーズに合った提案を行う際のヒントとしても活用いただけます。夢に寄り添い、信頼に応える資産運用をともに考えていきましょう。
夢をかなえるための資産運用 目次
数%の差が大きな差を生む

Fan IFA
道谷 昌弘氏
AFP(日本FP協会認定) 大学卒業後、大手証券会社に入社。国内営業部門にて法人・個人の資産運用アドバイスを行う。8年間勤めたのち退社し、より中立的なアドバイスができるIFA(独立系投資アドバイザー)に転身。現在は富山を拠点に、全国各地のお客様に幅広くコンサルティングを行いながら、お客様にとって本当に良い商品提案を日々追求している。
第1回は、「無理なく続けられる資産運用」をテーマに、NISA(少額投資非課税制度)を若者が利用する際のメリットや、将来シミュレーションのサイトを利用して家計に見合った積立金などを割り出す方法などを紹介しました。では、実際にファンドを選ぶ際は、どのような点に注目すればよいのでしょうか。
若年層が長期的な資産形成を目指すなら、注目したいのは長期のトータルリターンです。例えば、『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』は、長期で優れたパフォーマンスを示すファンドの一つ。以下の図表の通り、その運用成績は売れ筋ランキング上位の2つのファンドを上回っています(図表)。
運用開始後1年ではあまり差はみられませんが、3年後には大きく差がつく可能性があります。20年、30年と続ければ、その差は住宅購入や老後資金といったライフイベントを支える水準になることもあり得ます。この3本のファンドの比較を見ると、人気のあるファンドが必ずしも長期運用に強いとは限らないことが分かります。
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