知っていると、日々目にする経済・金融ニュースの理解度がぐっと上がる!そんな重要キーワードを理解する上でのポイントを、プロフェッショナル向け金融専門誌「J-MONEY」の編集長が解説します!
ポイント①:国内と海外の金融政策の違いで円安が進行
弊社のオフィスがある渋谷は、連日多くの外国人観光客で大賑わいです。2023年8月22日現在、ドル円が145円台後半で推移するなど、日本円が主要通貨に対して大幅に円安方向に振れていることで、外国人にとっては訪日するハードルが下がっているのでしょう。
円安に追い風を受けた国内のインバウンド需要は、現在の日本株の好パフォーマンスを支えている重要な要因のひとつです。一方、円安は、米国株など海外資産で運用する国内投資家に「為替差益」という名のリターンのプラスアルファをもたらします。
仮に1ドル=130円のときに円をドルに替えて米国株に投資し、その後米国株を売却して再び円に戻すとき、投資時より1ドル=150円と円安ならば、運用収益以上に手にする円が増えるからです。円安が今後どのくらい継続するのかは、外国人観光客だけでなく、多くの国内投資家にとっても重要なポイントなのです。
もちろん為替相場は様々な要因によって変動しますので、円安の今後を占う上で重要なポイントはひとつに絞り切れないのですが、特に重要な要素として日本と主要諸外国の「金利差」には注目すべきだと考えます。
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